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宮本憲一さんのこと [経営に関する世迷い言]





2017年9月5日の中部経済新聞で、久方ぶりに宮本憲一さんのお名前を発見した。



宮本氏は、高度成長華やかりし昭和30年代から、その成長の陰の部分である公害問題をいち早く指摘。各地の公害問題を訴える市民と連携して公害の悲惨さを訴えた。


経済学者である宮本氏は、公害問題の指摘に止まらず、「では、地域開発はどうあるべきか」を提言した。それが内発的発展論である。


外部の力に頼らず、地域の強みを活かして発展せよ、というのが内発的発展論の精神であると理解している。


おそらく、昭和期においては容易に理解されなかったその精神も、地方工場が海外に移転しだした平成になって、ようやく理解され始めた。


大手企業を誘致してもすぐに海外に出ていくかもしれないという不安が頭をよぎりだしたのである。



その不安は的中した。莫大な税金をつかって誘致した大手企業が数年で海外企業に買収され、当初期待した雇用もなくなり、疲弊した地域もある。



一方、地域資源を活かした町おこしは少ないながらも成功事例が出てきている。



宮本憲一さんは元祖・地域創生というべき方である。その業績が再評価されることを期待する。
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中国に行ってきました [経営に関する世迷い言]





久々の更新になります。

12月21日から24日まで出張で上海と大連に行ってきた。上海は20年ぶり、大連は初めてである。つまり、私は中国の最盛期を知らない。


上海は大都会で、街を歩いていても日本の大都会にいるような感じ。ブランドの広告がいたるところにある。


それに比べると大連はイナカだが、それでも都市には変わりない。


両方の都市に行っても、自分の感性が鈍ったのだろうか、あまり感想がでてこない。特に大連の町は高層ビルやマンションと原野が混在していて、町が美しくないのが気になった。


昔、上海で見た建設中の高速道路はなく(高速道路は完成している)、町の成長を感じることも乏しかった。


閑話休題、上海も大連もクリスマスの飾りつけがあった。BGMにはジングルベルが多く流れていた。あの曲は景気がいい。


以前、ある方が言っていたが、最近の日本の商業施設ではジングルベルをあまり聞かない。ジングルベルは景気がいい曲で購買意欲をかきたてるのになぜ、流さないのだろう、と言っていた。


私も同意見である。

今回、上海や大連で多く流れていたジングルベルを聞いてますますその意を強くした。力強いジングルベルは決してダサくなく、気分を明るくしてくれる。


今年のクリスマスはもう終わりだから、来年は日本の商業関係者の方に考えてもらいたいものである。
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長者町繊維街の「ゑびす祭り」 [経営に関する世迷い言]




昨日、一昨日と名古屋の長者町繊維街で開催された「ゑびす祭り」。

初日は雨だったけど、二日目のきのうの日曜日はよく晴れた。年に一度だけ許された問屋街の小売にたくさんの人が訪れていた。

私も暖簾を1枚千円で買い求めた。たしかに安い。

卸と小売の垣根が低くなったように外野の私は思うが、今も棲み分けはあるようだ。そうした商習慣が古いとは思わないし、嫌いでもない。
しかし、このお祭りを見ていると、一年の残りの363日の商売の厳しさが伝わってくるような気がした。
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『まれ』 [経営に関する世迷い言]

私は今のNHK連続テレビ小説『まれ』を見ておりません。理由は『あまちゃん』の二番煎じのような気がして見る気が起こりません。また、たとえ見たとしても15分間がとても長く感じられるのです。


ところが、8月18日~19日の放送では勉強になることがありました。


主人公・まれがフランス菓子の店を開業しようと農協へお金を借りに行く場面です。

必要資金は400万円。ところが、友人でもある農協の融資職員は簡単には応じません。むしろ厳しく指導し、これではとても融資できないとまれが出す計画書を突き返します。この友人は「融資の鬼」と呼ばれるくらい厳しい審査をする人物として農協の職員の中でも一目置かれているのです。


融資の鬼いわく、

「あなたの思いはわかったので、具体的な経営計画を示してください」

「単価が高い。もっと安くできないのか」

「朝からケーキを買う人間がそれほどいるとは思えない」

「もっと経費を削らなければダメだ」

「生のケーキではなく、日持ちのする焼き菓子にしてはどうか」

など、厳しい指摘が飛びます。

そのたびごとに、主人公まれは、計画書を練り直し、指摘された事項は交渉・改善していきます。反対に自分がどうしてもこだわりたいことやりたいことは変更せず、他の項目を指摘以上に改善します。

たとえば、まれは生菓子をやりたいし、材料費も削りたくないので、設備の初期投資を極限まで削ります。


経営計画書のやり直しの回数は10回を超え、ようやく融資の鬼の審査をパスします。しかしながら、融資の鬼が出した融資金額は、申込額より50万円少ない350万円でした。


さて、実際の金融の現場ではどうなのでしょうか?

これだけ突き返したら、

「担当者は何もわかっていない」

「この金融機関は冷たい」

などと言われるのではないでしょうか?


見ている方はお気づきだと思いますが、こうした“融資の鬼”の苦言が、事業を成功に導いているのです。いわば愛の鞭です。

世の中、とかくいろんなことが甘くなりがちで、本当の意味の優しさがなくなっています。そして社会全体が弱くなっていると思います。


閑話休題、当初より50万円少ない借入ですが、主人公・まれはこの結果に大喜びで、大満足。

なのに契約書に判子押す時に、「こえー(怖い)」と言って躊躇します。

番組をご覧の方はよくご存じのように、まれの実父は事業に失敗して多額の借金をつくり失踪しています。若いながらまれは借金の怖さを骨の髄まで沁みてよく知っているのです。この感覚も現代人が忘れているように思えてなりません。


お金を借りるという行為をもう一度根本から見つめ直すよい機会となりました。


【あるまかんのソウル】

 ・お金を借りるという意味をもう一度よく考える

 ・お金を借りる際、金融機関あるいは周囲の意見に真摯に耳を傾ける
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セコムしてますか? [経営に関する世迷い言]





セコムしてますか?


懐かしいフレーズ。ミスターこと長嶋さんのコマーシャルでおなじみのフレーズです。

「いつかはクラウン」と、同じくらい耳に残るキャッチコピーだと私は思っています。

こうした定番となるキャッチコピーの有無がライバル会社と差をつける元になるのではないでしょうか?


閑話休題、セコム。

先日、セコムのホームセキュリティに入りました。

別に、空き巣に入られたわけではありません。(知人に勧められての加入です。)

そうすると、装備は当然のこと、写真のステッカーもいただきました。

このステッカー、ご存じの方も多いと思いますが、オークションなどで過去、売りに出されたことがあります。魔除けならぬ、泥棒よけとして自宅や事務所に貼った方がみえたそうです。(セコムには加入してないけれど、ステッカーを貼ることで加入しているとみせかけ、泥棒を牽制するのが目的です。)

今は、このステッカーを他人に譲渡や売渡すことは禁止されていて、その旨の誓約書を提出しました。

私の住まいはダウンタウンにあるので、セコムやアルソック、イセットの警備に入っている一般住宅は皆無に近いです。そんな中、我が家だけセコムのステッカーを貼るのは、かえって逆効果ではないのかと考え、ステッカーは貼らないことにしました。(気恥ずかしいですし・・・。)

もちろん、売ったり、人にあげたりはしませんよ!face02

車にでも貼ろうかな・・・。

では、また。
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躍進する小出師匠 [経営に関する世迷い言]




私が勝手に【お師匠様】と呼んでいるf-Bizの小出センター長が、先週土曜のNHK「ニュース深読み」で紹介されていた。


小出師匠がマスコミに登場するのは何も珍しいことではない。登場し続けていることが偉大である。


この日、取り上げられていた事例も新しいものだった。つまり、常に、結果を出し続けているのだ。


閑話休題、今朝の日経新聞に小出さんも協力しているOka-Bizと楽天の提携に関する記事が載っていた。


小出さんの活動はまだまだ広がり、日本の中小企業を活性化させていくだろう。
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コンビニスィーツ [経営に関する世迷い言]



今更ながら、コンビニスィーツの水準の高さには舌を巻く。

価格もそこそこ安い。

正直言って、洋菓子チェーンの経営をおびやかすような存在になってきていると思う。

しっかりと棲み分けができるのは、一部のブランドが確立している高級店くらいだろう。

閑話休題、多くの国民がこのコンビニスィーツで満足してしまうだろう。それほど頑張らなくても手に入る商品で十分なのだ。

これはコンビニが悪いわけではもちろんない。あまりに素晴らしい仕組みを作り過ぎたのだ。その結果、過保護な親が子供をスポイルするかのように、コンビニは日本人から野心を奪った気がする。
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地域イノベーション学会 [経営に関する世迷い言]



先週末、地域イノベーション学会に参加してきた。

今回、何かイマ一つ緊迫感に欠けるなぁと思っていたら、今冬急逝されたK氏がいなかったからである。K氏にいつも叱られていたH氏も今回は不参加だった。

閑話休題、今回は速水林業代表の速水氏の話が面白かったし、「仕事」と「稼ぎ」の視点やアンドレ•マルローなどいろいろ学ばせていただいた。

また、「伊勢やまだ大学」を企画をされた山下社長の『ゼロから1を作ることが大切』という言葉が印象に残った。

果たして、私自身もそろそろイノベーションを起こすことができるか?いかに!
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ドーミーイン [経営に関する世迷い言]



鹿児島で宿泊したのはドーミーインでした。

ここのホテルは一言でいえば、お値打ちです。

清潔で、ビジネスにしては広めの部屋。

温泉の大浴場があって、露天風呂とサウナ付き。

夜食に夜鳴きソバ(ラーメン)のサービスがある。

そして、朝食のバイキングが素晴らしい!ありきたりのトーストやおにぎりではなく、しっかり作りこまれてます。

黒豚のしゃぶしゃぶや鶏飯(けいはん)など鹿児島の郷土料理もメニューにあります。

オムレツなども作り立てが提供されています。


朝は駅まで送迎バスのサービスも。


つまり、ビジネスホテル並みのお値段で、ツーランクくらい上のサービスが提供されているイメージです。素晴らしい企業努力だと思います。


一方で、ここと競合する中小規模のホテルや旅館は大変だと思った次第です。
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ホーチミン紀行 [経営に関する世迷い言]



2月2日から6日まで、ベトナムはホーチミンに行ってまいりました。用向きは、職場の研修です。

私としては久しぶりの海外(個人的な旅行も含め)であり、また初めての東南アジアで少々浮かれ気味の5日間でした。

写真は到着日のホーチミン市内の様子。

ベトナムの旧正月(テト)前のため、街は派手なネオンで飾られていました。

電飾に「40」という数字があります。なぜ、「40」かというと、今年はベトナム戦争終結40周年だからです。(40年前は、この国もアメリカと戦争をしていたんです。しかも勝利して終わりました。)

閑話休題、ホーチミン市内はバイクであふれかえっていました。以前のバンコクなど他の東南アジアの街のことをよく知らないので、比較考察できませんが、私には相当な数のバイクに見えました。

当然、朝夕の通勤時のバイクは多く、それよりやや減るものの、昼間でも結構たくさんのバイクが走っていました。(あの昼間走っている人たちはどこからどこに向かっているんだろうか?謎です。)


どちらかといえばバイクの速度はゆっくりめで、止まることなく、お互いが阿吽の呼吸で、距離を見切って接触せずに走っています。これはスゴイ運転技術です。日本人ドライバーなら止まってしまうような場面でも、止まらずゆっくり進みます。だから、渋滞はしているものの、完全に止まってしまうという場面にはほとんど遭遇しませんでした。


「ゆっくりだけど、着実に前に進む」・・・これは何もバイクの運転に限らず、ベトナム社会全体についても言えるように思います。その理由はまた、別の機会に述べさせてください。


ちなみに、ゆっくりとは言っても、見た目以上に相当速いスピードで走っています。とても日本人の中でも運動神経が鈍い私には真似できません。(苦笑)



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