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『戦国武将のマネジメント術(其ノ五)』② [本のブルース]

昨日に続いて、『戦国武将のマネジメント術(其ノ五)』から。

秀吉の妻・おねについて次のように書いてありました。

「おねの行動は決して“内助の功”ではない。亭主の秀吉と二人三脚で動乱の時代を歩いていった、立派な経営者だったと言える。」(25p)


童門氏の解釈はこうです。


秀吉が合戦場に出向いた時、城を守る“おね”は女城主である。それくらいの能力と気概がないと、戦国まっただ中の城下を治めることはできない。


童門氏はこれを近江商人の家庭におけるやり方のルーツであると見ているのがおもしろいです。


「近江商人は、男が多く行商に出た。天秤棒を担いで諸国を歩く。亭主が留守の間の経営はすべて妻が行う。すなわち、●在庫管理 ●従業員の管理監督  ●いろいろな交渉」(25p)


男性か女性かは別にして、企業においても社長が安心して外に出られるよう、中を守る優秀なNO.2が必要ということなのです。
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