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『Mie Art Press vol 3」 [本のブルース]




この冊子も長い間、“積ん読”でした。


子どもの本の専門店「メリーゴーランド」の店主・増田さんと三重県立博物館長の布谷氏の対談が掲載されていました。


印象に残った言葉。


増田「最近の子どもは早く答えを知りたがる傾向がありますね。自分で想像を膨らませるのではなく。お母さんの方もすぐに答えを出したがる。」(2p) 布谷「時間をかけてゆっくり観察したからこそできた発見がいっぱいあるわけです。しかし、現代は大人も子どもも時間が許されないから、本当にしんどい時代ですね。」(3p) 布谷「新しい県立博物館も、県内外さまざまな人に来てもらうと同時に、地域の子ども達のたまり場になれるような、地域に根ざした博物館になればよいなと思います。」(4p) 増田「僕の店は子どもの本屋だけれど(中略)子どもたちにかっこいい本屋の姿を見せているんです。でも、近所の子どもたちが、学校帰りに「水飲ませて~」ってふらっと寄って、ランドセルを置いて行っちゃたりする店でもあるんです。地域とくっついた子どもの居場所、これからも続けていきたいです。」(4p)


スピード、スピードと言われ続け、ホント、しんどい時代ですね。わたしの年になると、どうでもよくなってきましたわ。


昔の県立博物館も近所の子どものたまり場的なところがあったんですよ。夏休みの宿題を教えてもらったり、裏にいたオオサンショウウオや古墳の石棺なんていつも勝手にロハで見てましたよね。ただ、ホント、近所の子どもだけでしたが・・・。


増田さんの本屋さんはカッコイイです。でも昨今の本のネット販売や活字離れが心配です(余計なお世話だけど)。
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