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買い物を面倒くさいと思うこと [日経新聞から]





久しぶりに日経新聞から。2014年4月1日の1面コラムから。おもしろい引用があった。

『作家の村上龍さんがブランドものの魅力から自由になる唯一の方法は「充実した時間を持って、買い物を面倒くさいと思うこと」だと言っている。」

これぞ蓋し名言ではないか!

家人は常々、買い物が面倒くさいと言っていた。さもありなん、彼女は充実した時間を持っていたのだ。彼女はブランドものの魅力から完全に自由である。わたしはそんな家人をブランドもののよさが理解できないなのだと少し低く見ていたところがあったが、それは間違いだったようだ。

だが、これ以上の名言を私は知っている。「1円でも安いものを買うのが倹約ではないんですよ。買わないことが一番の倹約です。これは家人のご母堂様が言った言葉。お金を遣わなくても充実した毎日を過ごされていたのだと思う。

浪費家の母に育てられた私は物欲が人一倍強い。以前はお金を遣わなくて何が人生面白いのだ、と思っていた。けれど、それは間違いだとようやく悟った。お金を遣う時間が惜しいと思うほど充実した時間を過ごすことが究極の贅沢なのだろう。それは家族との団らんであるとか、趣味や仕事に打ち込む時間であったり・・・、だが、しかし、私は残念ながら充実した時間が持てないでいる。その反動で、浪費に走るのは愚の骨頂ということだ。往々にして無意識化で・・・。
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