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「茶房一笑」のこと② [金沢エレジーもしくはプレイバック]





昨日の「茶房一笑」のつづきです。

写真は「茶房一笑」の二階です。 二階部分は当初の間取りを残し、修復にとどめてみえます。

焼物が展示されてました(注・昨年秋のこと)。









それに対して、一階部分は、三部屋の和室と水回りを解体し、喫茶スペースに造り変えたとききました。


もちろん窓の「加賀格子」は健在で、窓際の席からは外の町並みが見えます。




喫茶では棒茶や加賀のお菓子が楽しめます。







閑話休題、「茶房一笑」には、思わぬ三重県とのつながりがあります。


そもそも「一笑」の名前の由来は、江戸時代・元禄期に加賀藩で生を受けた俳人「小杉一笑」からきています。

一笑は松尾芭蕉からも注目され、“蕉門”に属しました。ただ、三十六歳の若さでこの世を去っています。

一笑の死の翌年、芭蕉は『奥の細道』の途次、金沢に立ち寄り次の句を読んだと、「茶房一笑」に説明書きがありました。

若すぎる弟子の死に対する芭蕉さんの悲しみが伝わってくるようではありませんか。

「塚も動け わが泣く声は 秋の風」
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