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特別休暇 [f]

2023-11-01T13:24:38.jpg
さて、霜月が始まった。

霜月と言うにはあまりにも日差しが熱い。

学生の頃、北陸から後輩が名古屋にやってきて、11月の日差しの強さに感動していた。北陸では鉛色の厚い雲におおわらる季節の始まりが11月であるから、裏表の関係を再認識したのだろう。

それが、今から36、7年前で、その頃に比べても昨今の日射しは一段と強さを増したと思う。


ところで、先月の末より病いのため自宅療養している。盆正やGW以外でこれだけまとまった休みを取るのは久しぶりだ。

病気療養で、体調が悪いから遊びには出かけられないが、少しの読書やビデオ鑑賞はできる。たまっている本やテレビ録画の類を少し片付けることができた。

職場の者には迷惑をかけるが、正直言って大した仕事はない。私に言わせればそれらは仕事のための仕事である。くだらない仕事から強制的に開放されて、「私はついている」と神様に感謝した。

そろそろ本質的な仕事を片付けるために明後日には復帰する予定である。

熱は下がり、喉の痛みも収まりつつあるが、まだ身体はダルく、ふらつき感もある。

果たして大丈夫だろうか?

閑話休題、立川談志が他界されて、今年で丸12年。今月は十三回忌法要。

写真の『談志が死んだ』は亡くなった翌年に出版されたもの。著者は談志直弟子の立川談四楼。

先日図書館で借りて積んであったのをこの機会に一気読みした。たいへん面白かった。

ちなみに私は談志ファンではない。談志が現役でテレビて活躍していた頃を見ていないし、若い頃の落語も聞いたことがない。

立川流を立ち上げてからの落語をテレビか何かで聞いたが、好きになれなかった。以後、立川談志は自分好みと違うと思ってきた

談志の落語は時期によって演じ方が違うことを、この本で知った。そして若かりし頃のものは好きになれそうな気がした。

十三回忌を前に、『談志が死んだ』の続編が出ると耳にした。

その名も『シン・談志が死んだ』。

読もうと思っている。
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