ハロウィン [f]

先日、あるレストランで聞いた会話。会話主は初老男性2名。
「ハロウィンというのはイマイチ盛り上がってないなぁ」
「そりゃそうや。クリスマスケーキやバレンタインのチョコレートみたいに食べ物がないやろ。そやから経済的なインバクトがあらへん。かぼちゃではあかんしな」
「ハロウィンも食べ物がないと盛り上がらんやろな。俺もそう思うわ」
私は横で聞き耳を立てるわけでもなく、勝手に聞こえてきた会話だった。
もちろん、そのお二人の会話に参加することもない。
ハロウィンの経済効果(市場規模)は1000億円をコロナ前に超えており、バレンタイン市場をすでに上回っている。これが客観的データだ。
おそらく先の二人は、そのような数字を知らず、感覚的かつ自分の身の回りを判断して話しておられたのであろう。
問題は、この二人の会話を聞いた人がこれを信じてしまったり、あるいはこの二人がそれぞれで、別の所で同じ会話をすることだろう。
こうした老害的風評リスクには気をつけねばならないし、何より自分がその発信元にならないようにしないといけない。
情報のアップデートは何歳になっても必要である。