じゅわバタ塩メロンパン [f]

同社公式サイトによれば、じゅわっと口に広がるバターの香りと塩味がサクサクのクッキー生地と相性抜群、とある。
さらに今回の開発意図を知りたくて少しネットで調べたが、私の検索能力が低いせいか、深堀りはできなかった。
食べた感想は、これはもうメロンパンというカテゴリーではないだろう。
味はまあまあ、たしかにじゅわっと口にしみ出るバターは美味しかった。
カロリーは高めなので気をつけなければならない商品である。
閑話休題、この商品、お値段は税込み160円で、まあまあいいお値段の印象をもった。
しかしながらインフレに転じた昨今では、他の商品も値上がりしているので、よく健闘(検討)されたお値段だと思う。
先日もテレビを見ていたら、500円のクロワッサンが紹介されていた。さぞや美味しいのだろうが、ケーキ並のお値段と感じた。
すると、ケーキはもっとお高くて、今や7〜800円が標準的になっている。
じわりじわりと物価高は進行し、特にかつての贅沢品にその傾向が強い。
私の幼少期、ケーキは贅沢品でめったに口に入らなかった。それがいつしかコモディティ化され、日常的に食べれる感が強くなった。
ケーキをたくさん食べたいと思い、上を目指して一生懸命頑張った人たちも高度成長期には多かったのではないか?
それと同じ思いが再び国民に生じるだろうか?
上り坂のときと、下り坂のときでは感情に差がある。
坂の上の雲を目指す時代。
果たして坂の下に目指すものは何だろうか?
昔の子供向け実写特撮番組『レインボーマン』でこんな話があったと記憶する。
悪の結社「死ね死ね団」の陰謀でニセ札が出回り、日本はハイパーインフレになる。そのため町には失業者があふれ、お腹をすかした子供が空腹を親に訴える。
子供に食べ物を与えるために父親がスーパーで万引きした菓子パンが一個500円という設定だった。不確かな記憶だが、そのパンはメロンパンでなかったか?そして当時のメロンパンは30〜50円くらいではなかったか?
当時小学生だった私はこの話に強い衝撃を受けた。この放送前後くらいにオイルショックによる物価高があったものだから余計に印象深い。
令和5年、果たして物価はこれからどうなるのか?
なお、本文後半は、タイトルと全く違う内容であることを敢えておことわりしておきます。