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「客に応援され 挑戦する」 [日経新聞から]

また、また『日経MJ新聞』からの話題。

2013年1月9日号の16面にある小阪裕司さんの人気コラム「招客招福の法則」にタイトルの言葉が紹介されていました。


現在は成功企業ということでよく知られている社長(匿名)さんの話。最初は日本のある伝統食の専門店を、故郷のいわゆるシャッター通りに出店しました。その後、事業は軌道に乗り、現在では都内にも店を構え、全国から出店依頼が舞い込む盛況ぶりだそうです。


この社長が当初描いたシナリオは次のようなものです。(3つの要件)


① 立地も悪く、商品の認知度も低いので、周囲に応援してもらわないと事業は立ち行かない。 ② 応援してもらうには、自分が挑戦する姿勢をみせることが必要(挑戦の趣旨や内容も重要) ③ 挑戦を物語り、お客さんと共に歩む


この事例に対し、紹介する小阪氏は次のようにコメントを添えてみえます。


“今日、人は所有欲や不便さの解消だけで、ましてや安いという理由だけで買い物をすることは、実は少ない。”


わたしはこの話を読んだ時、伊賀のモクモクさんのことを思い出しました。


もう20年近く前、モクモクの木村社長が『モクモクの挑戦』という本を書かれました。

その時の記念講演で、こんな話をされました。


「うちのお客さんは帰る時に“がんばってくださいね”言われる方が多い。もちろん、ありがとう、と言われる方も多いですが、それプラス“励ましの言葉”のメッセージをいただけるんです。つまり、お客さんというよりは、“サポーター”なんですよ!」



ご商売をされている方の中には、そんないいお客さんばかりじゃないよ、といわれる方も多いと思います。


そう言われる方は考えてみてください。「ご自分は挑戦されてますか?」 自分は安全圏にいて、応援してくれは虫のイイ話でしょう!


応援してもらえる大前提は、価値ある(認めてもらえる)挑戦をしているか、どうかです。そして、常に挑戦を続け、お客さんと共に歩むことが息の長い事業を行う秘訣になります。


共にがんばりましょう!
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「ICタグ 売り場革新」 [日経新聞から]



昨日に続いて日経MJ新聞からの記事紹介です。

2013年1月7日の同紙1面にタイトルの記事が掲載されていました。

「ICタグ」とは、シール状になった回路基板やICチップを紙で挟んだタグのことで、一見、従来の紙タグと同じだそうです。

価格は1枚10円程度まで値下がりし、普及が期待されています。

導入することで、会計や棚卸が大幅に省力化できるそうです。

反面、1枚10円ではまだ高いという声もあるようで、引き続きコストダウンが求められているようです。

万引き防止にも効力があるようです。ご関心のある方はぜひ、ご一読ください。
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「ショールーミング怖くない」 [日経新聞から]



2013年1月4日の『日経MJ新聞』16面に、「ショールーミング怖くない」という記事が掲載されています。

ショールーミングとは、実店舗では商品の確認や店員の説明を聞く場として利用し、実際の購入は値段が安いインターネットで行うということです。


実際、わたしの知り合いのオーナーからも「自分の店がショールームのように使われるのを避けたい」というお話をうかがったことがあります。


この記事では、単に「ショールーミング」に対する警戒心をあおるだけでなく、その対抗策について書かれている点が素晴らしいです。(チェックリストもついています。)


しかし、世知辛い昨今、特に東海地域は「それはそれ、これはこれ」と割り切る方が多く、差別化で取り組んだことが、いいとこ取りだけされて、結局は安価な店やネットで購入される人の比率が高いように思えてなりません。


残念なことです。(最近、やや人間不信です。)
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マックの原田社長の講演 [日経新聞から]



2012年6月29日付け『日経MJ新聞』に、日本マクドナルドHDの原田社長の講演抄録が掲載されていました。

いくつかわたしが勉強になった文を抜粋させていただきます。


・「らしさ」と強みを伸ばす発想も大事だ。 ・現場で商売の匂いをかげないのはビジネスマン失格だ。 ・「品質を上げコストも下げる」。この矛盾する2つを追求しなければダメだ。 ・一見矛盾することも、二者択一せず追っかける。 ・「シンク・グローバル、アクト・ローカル」だ。 ・日本人なら日本の言葉や文化を知るべきだ。 ・経営はサイエンス(論理)とサイコロジー(心)で成り立つ。 ・「3年以内に後継者を作り、次のキャリアに飛躍しろ」といつも言っている。 ・よいクルーを時給で確保しようと考えるのは間違いだ。モチベーションは教育で高まる。


以上、ご参考になれば幸いです。

本日もご高覧いただきありがとうございます。(拝)
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米沢富美子さんの「私の履歴書」 [日経新聞から]



日経新聞の名物コラム「私の履歴書」、先月(6月)は慶応大学名誉教授の米沢富美子さんが執筆されていました。

大学の先生の履歴書というのは、今までの経験ではわたしにとってあまり面白いということがありませんでした。

しかし、今回は別でした。

幼少の頃に父親が戦死したことによる苦労話、新婚当時の海外留学に至る経緯、結婚してからの子育てと研究の両立、病魔に侵されながら奇跡の復活、最愛の夫に先立たれた後の落ち込みよう・・・こんな人がいたのかという破天荒な人生ぶりに驚嘆しました。

もちろん天賦の才に恵まれ、小さい頃からの天才ぶりは常人と大きく異なります。その才を伸ばすための努力ぶりが行間からにじみ出ていました。

わたしは米沢さんのような才はないけれど、自分は自分で精一杯やらんといかんですなぁ。

とりわけ、女性の方には一読をお薦めしたい連載でした。
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2012年上期ヒット商品番付 [日経新聞から]



少し前の話題ですみません。

『日経MJ新聞』2012年6月20日号に恒例の「2012年上期ヒット商品番付」が発表されていました。

東の横綱は「東京スカイツリー」。西の横綱は“空位”となりました。


いろんなコメントや分析が記事中にありますが、わたしが気になったのは、3面の“編集長傍白”です。


リアル店舗で実物を見て、ネット通販で見つけた一番安い店で購入する“ショールミング”がアメリカで問題になり、日本にもその動きが出てきた昨今、本当にお値打ちな“商品”・“サービス”しか売れないと断じています。


最近、『震える牛』を読んだわたしは、やはりこの動きを止めないといけないと考えるのです。


本当にお値打ちな商品しか売れない⇒モノが売れない


この時、本当にいいモノだけが残ればよいのでしょうが、現実はそうもいきません。


一点豪華主義で、日常生活は超ビンボーに暮らすという若者が増えれば、将来健康被害を訴えたり、悲惨な事故が起こるのではないかと心配してしまいます。


と、いいつつ、わたしの懐具合も豊かなわけではありません。


昨日もいやだなぁ~と思いながら、後輩・部下たちと安い居酒屋へ繰り出しました。自分に余裕あれば、もっといい店に連れて行ってあげられるのになぁ・・・。


いやいや、本来の記事の主旨とは違う方向に話が及びました。


7月になりました。今月はわたしの誕生月。年男です。今月もよろしくお願いします!(拝)
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先週の日経新聞から [日経新聞から]

先週(6/12~6/16)の日経新聞に興味深い特集記事が2つありました。

1つは、「迫真 危機の電子立国 テレビなぜ負けた」

この特集では、日本の電機メーカーがなぜ、海外勢、特に韓国に負けたのかを、“テレビ”というわかりやすい製品に絞って、メーカー側、下請け側、販売店側など様々な角度から分析しています。

ヨドバシカメラの取締役・松井昭二郎氏の証言(2012.6.12)。

「3万円のテレビが売れないのに、節電機能付きの4万円の扇風機や2万円のスマホ用のヘッドホンが売れる。価値があると思えばお客さんはお金を出す。日本メーカーは大きな工場を建てるだけで、売り場の声も客の声も聞かなかった。」

もう1つは、「ネット通販戦国時代 広がる価格競争」


ネット通販がプライスリーダーとなってきており、実店舗がそれに合わせて値下げしている実状が報告されています。


たとえば、今までの家電量販店は、同業他社の価格と比べ、「高ければまけます」というやり方でした。その比較される相手に最近、ネット通販が入ってきたということです。

それは家電に限ったことでなく、食品や雑貨などでも同様です。

記事にこういう文章があります。

「あるネット大手は、国内でも近い将来、実店舗がネット通販のショールームになると予測する。ネット価格は既存小売業の、そして消費者の物差しとなり始めた。」(2012.6.13)

わたし自身も、PC、一眼レフカメラ、ミネラルウォーターなど、ネットで買った経験があります。

これらの商品が量販店より安かったからです。しかもそれら量販店と人間的つながりもなければ、義理も縁もありません。大方の消費者はそうでないかと思います。案外早く、郊外型の大型店は窮地に追い込まれるのではないかとわたしは見ています。

こうした動きは価格競争に強いとされてきたファッション商品にも波及してきた記事は報告しています。

衣料品通販サイトの勝ち組とされてきた「ゾゾタウン」も単価下落で、2012年3月期の業績予想を下方修正(期初計画に対し、取扱高2.6%減、営業利益10%減)。←2012.6.15の記事から要約


そもそもネット通販企業は価格が安いという思い込みが消費者にあるようにわたしは思います。

これが「お取り寄せ」呼ばれるようなものであると、わざわざ実店舗に行かなくても買えるというメリットが考慮され、値崩れしない傾向にあると思います。


小売業はこの先どうなるのか?その答えはこの記事にはありません。


答えは現場にあり、各店が日夜、知恵を絞り、試行錯誤の中で生まれてくるものなのでしょう。
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「心を豊かにする商品」② [日経新聞から]

先日紹介した「心を豊かにする商品」の続きの記事が日経MJ新聞のコラム「招客招福の法則」に掲載されました(2012年6月6日号)。


それによると、「心を豊かにする商品」は、“いずれも価格は高めで、こだわりなどが感じられるが、特段珍しいものではない。”のだそうです。


しかし、その繁盛店では、POP(店頭でみかける商品の説明書き)を使ってしっかりその“商品”を説明しているそうです。


曰く 「チラシでも訴求しているのは価格ではなく、もっぱら商品価値だ。」 「心の豊かさ商品になり得る可能性は、実は多くの商品が持っている。」 「要は心の豊かさを届けようとする、売り手の姿勢と視点の問題なのである。」


そういえば、わたしもこのような姿勢と視点を持つ売り手の方を知っています。

なるほど、たしかにそのお店も繁盛店です!
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今夏のバーゲン [日経新聞から]



今年は中々暑くなりませんね。

今夜も半袖シャツのクールビズにはやや肌寒い感じです。

そういえば今宵は部分月食。しかしわが家の庭からはお月さまは雲の中で見えませんでした。


さて、6月1日付けの『日経MJ新聞』のトップ記事によると、今夏の百貨店のバーゲンが後にずれるということです。

具体的には、例年(といってもここ10年なのですが)、7月1日から始めていたバーゲンを7月13日ずらします。


正札による販売ができる期間が長くなるということは、その分収益拡大につながります。それを狙っての今回の施策です。


ただ、全店が足並みを揃えるわけではなく、当然、“抜け駆け”するお店も出てきます。そうすれば、遅くバーゲンを始める店は販売機会を逸することとなります。


お客様の中には、「他所の店はもう値引きしているのに、どうしてこのお店はやらないの?」とクレームをつける方もみえるでしょう。


そもそもバーゲンというのは売れ残りを処分する策であったはずが、いつの間にか(というか、バブル崩壊後モノが売れにくくなってからは)バーゲンが“主戦場”になってきています。消費者もそれを期待して買い控えをしています。


つまり、実態は“理由なき”価格引き下げにすぎず、企業の体力が落ちるばかりということに他なりません。


価格以外で勝負できるものを持ちたいと誰もが思いますが、消費者は簡単に納得してくれず、バーゲン頼みとなるのが大方の実態のようです。





話は全く違いますが、同日の『日経MJ新聞』の最終面に“ツインテール 大人もなびく”という記事がありました。


ツインテールというと、わたしの世代は『帰ってきたウルトラマン』に出てきた怪獣を思い出します。

この髪型、わたしの職場ではNGでしょうなぁ~。
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「心を豊かにする商品」 [日経新聞から]

2012年5月23日付けの日経MJ新聞から。

同紙の名物コラム「招客招福の法則」に興味深い記事をみつけました。

豪雪地帯にある某食品スーパーの事例です。今冬は例年以上に雪が多いため、県内の同業者は軒並み「売上前年割れ」する中、その某店は前年比プラスだったという話。

その秘密は、「心を豊かにする商品群」にあるといいます。

その食品スーパーでは、商品を“特売品と定番”、あるいは“素材と総菜”という従来の分け方ではなく、“生活必需と心の豊かさ”という基準で分類し、後者の品ぞろえに力を入れているということです。

詳しくは同紙をご覧ください。

あなたの経営や仕事のヒントになるかもしれません。

今月も拙文をお読みいただきありがとうございました。
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