欽ちゃんの『私の履歴書』 [日経新聞から]
日経新聞の看板コラムである『私の履歴書』。今月の執筆者はコメディアンの萩本欽一さんである。
読んでいてたいへん面白いし、励みになる。
今回この連載で初めて知ったのだが、昭和の爆笑王・欽ちゃんも、最初は全く笑いがとれなかったそうだ。それどころかむしろ劣等生で、クビになりかけてもいる。
いよいよこれから売れ出した頃の話が掲載される。今から楽しみだ。
閑話休題、私の履歴書といえば、執筆者の大半は経済人だ。昔の履歴書は、戦争という大きな出来事が人生の若い頃にあり、その苦労は現代人には計り知れない。やや不謹慎な表現で申し訳ないが、戦争を機に一発逆転のようなことがあった。言い換えれば人間力のようなものが試された。
それが最近掲載される方々は誠に立派であるのは間違いないが、戦争のようなことは幼少期にしか起こっていない。ゆえに出世競争に打ち勝ったような話が多く、それはそれですごいのだけれど、上司の若い頃の武勇伝を聞いているようで、あまり心地よくない。
その点、女優さんや今回の欽ちゃんの履歴書は命がけの生き様が書かれている。
ぜひ読んでいただきたいと思う。
2014-12-12 21:21
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