フォードvsフェラーリその2
昨日アップした『フォードvsフェラーリ』について続きを書きます。
ネタバレも少しあるのでご注意ください。
さて、観終わってからネットでいろいろ調べてみますとクリスチャン・ベイル扮する主人公のレーサー/ケン・マイルズは不世出のドライバーであることがよくわかりました。
彼の評価は現代ではあまり高くないようですが、この映画を機に見直されてほしいものです。
映画の中でケンの奥さんモリーは夫の夢を実現するために献身的です。普通ならば夢ばかり見ている夫を非難しそうなものですが、逆に生活のために夢をあきらめようとする夫を叱りつける女傑です。
ケンとモリーの息子・ピーターは父親に憧れる素直な少年です。いつも父親を応援し、ケンも息子をかわいがります。
映画の中でこの家族の関係がとてもよく描かれているので作品のドラマ性が高まっています。
マット・ディモン演じるもう一人の主人公キャロル・シェルビーがフォード社長をレーシングカーに乗せる場面も印象に残りました。
キャロルが車をぶっ飛ばすと助手席のフォードは恐怖に顔を引きつらせます。そしてこう言うのです。
「私は知らなかった」
そう、結局フォード社の幹部はレースの本質を理解することなく企業の論理だけで現場を無視した判断を下していたのです。
ただ、これで机上の空論がなくなり現場中心のフォードチームができるのかと思いきや、どっこいそうは問屋がおろさず、結局現場の努力が報われない後味の悪い結末を迎えることになります。
フォードのお偉方に理解されなかったケン・マイルズの実力に敵のエンツォ・フェラーリが敬意を表するところは唯一の救いといっていいでしょう。
閑話休題、昔のレーシングカーを走らせるシーンはどうやって撮影したのでしょうか?
往年の名車が走るところや50〜60年代のファッションを見るだけでもたいへん興味深い作品となっています。
ぜひご覧いただければと思います。
ネタバレも少しあるのでご注意ください。
さて、観終わってからネットでいろいろ調べてみますとクリスチャン・ベイル扮する主人公のレーサー/ケン・マイルズは不世出のドライバーであることがよくわかりました。
彼の評価は現代ではあまり高くないようですが、この映画を機に見直されてほしいものです。
映画の中でケンの奥さんモリーは夫の夢を実現するために献身的です。普通ならば夢ばかり見ている夫を非難しそうなものですが、逆に生活のために夢をあきらめようとする夫を叱りつける女傑です。
ケンとモリーの息子・ピーターは父親に憧れる素直な少年です。いつも父親を応援し、ケンも息子をかわいがります。
映画の中でこの家族の関係がとてもよく描かれているので作品のドラマ性が高まっています。
マット・ディモン演じるもう一人の主人公キャロル・シェルビーがフォード社長をレーシングカーに乗せる場面も印象に残りました。
キャロルが車をぶっ飛ばすと助手席のフォードは恐怖に顔を引きつらせます。そしてこう言うのです。
「私は知らなかった」
そう、結局フォード社の幹部はレースの本質を理解することなく企業の論理だけで現場を無視した判断を下していたのです。
ただ、これで机上の空論がなくなり現場中心のフォードチームができるのかと思いきや、どっこいそうは問屋がおろさず、結局現場の努力が報われない後味の悪い結末を迎えることになります。
フォードのお偉方に理解されなかったケン・マイルズの実力に敵のエンツォ・フェラーリが敬意を表するところは唯一の救いといっていいでしょう。
閑話休題、昔のレーシングカーを走らせるシーンはどうやって撮影したのでしょうか?
往年の名車が走るところや50〜60年代のファッションを見るだけでもたいへん興味深い作品となっています。
ぜひご覧いただければと思います。
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