日光物語

9月になった。

少し前から虫の声がするし、夜風も涼しくなった。相変わらず日中は猛暑であるが、着々と秋は近づいている。秋は良いのだが、寒さが嫌いな私は冬になってほしくない。暑いほうがナンボかマシというものだ。

とはいえ、まだまだ寝苦しく、夜寝る時はエアコンのお世話になっている。実は、昨年まではほとんどエアコンをつけずに寝ていた。涼しいのではなく、単に我慢していた。

しかしながら、今年は我慢の限界。生命の危険も感じたので、エアコンを入れるようになった。


閑話休題、今夏日光に行った際、夜は日光街道（？）界隈の食堂で夕食を取った。

偶然入ったその店のオーナーの顔に見覚えがあった。考えること数分。もしやと思い、尋ねてみると、その方はタレントの伊藤克信さん、その人であった。

伊藤さんによれば、日光の夏は凉しく、昨年まではエアコンを使ったことがなかった。そもそも伊藤家にはエアコンがなかった。しかし、今夏の暑さは異常で、エアコンを買った（もちろん使っている）とのこと。

地球温暖化は進んでいると実感した。

そういえば、日光の蝉の声を聞いていると、懐かしい感じがした。数年前まで、私の自宅周辺で鳴いていた声と同じだったからである。今の日光は、かつての東海地方並の暑さになったということであろうか？！

食堂では写真のような定食を食べた。たいそう美味しくて、ほっこりした気持ちになった。

『日光物語』という映画を伊藤氏に教えてもらったが、自分の住居地周辺では上映してなさそうだった。