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また金沢のこと [金沢エレジーもしくはプレイバック]




金沢の二日目。

今日は一人で市内を歩いた。おそらく15?は歩いただろう。もっと歩いたかもしれない。暑くて、暑くて、途中のコンビニで買った水がメチャメチャ美味しかった。

コースは香林坊を出発し、尾山町、溌、主計町、東山、材木町、扇町、馬坂、小立野、天神町、旭町、角間。そこから兼六園まで引き返して、香林坊へ戻った。これを全部歩いた。おそらく金沢の人ならとても驚く道のりだと思う。

尾山町と扇町は私が住んでいた町である。自分が馴染みにしていた店はほとんどなくなっていた。30年も前のことであるから当たり前と言えるだろう。

今回歩いて思ったのは、金沢は進化しているなぁということ。全てがいいというわけではないが、しっかり町づくりに取り組んでいるなと感じる。

若い頃見えなかったことが、この年になると見えることもある。金沢にあんなに寺院が多いということにも気づいた。金沢の町のことはよく知っているつもりだったのに、再発見したことも多々あった。

昔より元気な町もあれば、少し淋しくなった界隈もあった。

金沢は自分の魅力に気づき、それにあぐらくのではなく、さらに個性を伸ばそうと努力しているのだと思う。

昔の映画で、『セーラー服と機関銃』だったと思うが、「人間には前向きな人間と、過去ばかり振り返る人間の二種類がある。ヤクザは過去ばかり見ている連中だ」といった意味のセリフがあったように記憶する。私は間違いなく、後者だが、振り返られる方はバツが悪いかもしれない。


「おあいにくさま。私は昔の私ではありませら」、そう金沢に、今日、言われた気がした。この町はまちがいなく進化している。


(写真の石川門はあまり変わってないけどね。)
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