今日の中日新聞より [f]

この企画は地元民にとって大層嬉しい。古きを訪ね新しきを知る。
今回は大森屋さんという食堂だった。
かつてこの町には何軒かの大森屋という屋号の食堂があった。現存するのは2軒だろうか?
今日の記事によれば、元々あった1軒の大繁盛店から、暖簾分けで独立し、その際に同じ屋号を使うのを許されたようである。
今のようなフランチャイズというやり方がまだなかった時代、師弟関係は繋がりながら、一国一城の主となった店主のやりがいは、ロイヤリティ制度とは全く違うものであったに違いない。
閑話休題、先述したように、現存するこの屋号のお店はわずかで、本店と称した発祥店も数年前に店を閉じた。
栄枯盛衰は世の習いではあるが、継承される次の世界があまりに寂しい。
今回取り上げられた大森屋さんには末永くご繁盛店であってもらいたいと願う。