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元祖「ながら?」

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写真は先日行った錫杖湖(ダム湖)の脇にある二宮金次郎像。

残念ながらうまく写ってませんが、後にある桜が満開で、桜花を背負った二宮金次郎像はたいそう神々しかったです。

このあたりはその昔、平家の落人伝説があるところなので、ダムができるまでは道も狭く、人の往来もしにくかったのではないかと想像します。

金次郎像の横にある記念碑は小学校の創立100周年を讃えるもの。

昭和52年、1977年に100年ということは1877年、つまり明治10年、西南戦争のあった年に創立した小学校ということになります。

古い!

現在は廃校になっているようですが、今から140年と少し前のこのあたりは小学校ができるほど子どももいて賑わっていた地域だったということになるのでしょうか?

記念碑には当時の三重県知事の田川亮三氏の名前が刻まれています。

これまた懐かしいお名前です。

余談ながら、私が卒業した小学校は1972年に100周年を迎えてますが、こんな記念碑はなかったと思います。(今もその学校はあります。)

往時は知事のお名前が入った石碑を造れるくらい力のある小学校だったということになります。

興味は尽きません。

閑話休題、薪を背負って本を読む二宮金次郎像は子どもらに勤労と勉学の両立を勧めるための象徴と理解するのですが、今どきからみると、「元祖!ながら」やん!?とツッコミを入れたくなります。

このエリア、3日前は桜が満開でたいそう美しい景色を楽しめました。

三密とは真逆の「三疎」ともいっていいところで、新型コロナウイルスの心配は皆無かと思われるのですが、念のため私はマスク着用。ちらほらいた花見の人らもほぼ全員マスクをしてました。

この愚直な行動は二宮金次郎が日本人に残した置き土産のような気がしてなりませんでした。
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