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田中邦衛さんの追悼番組だが、、…

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先日テレビの田中邦衛さん追悼番組で『アルプスの若大将』を観た。

この映画を観るのは初めて。

昭和40年代のスキーブームの火付け役となった映画だと私は認識している。

若大将こと加山雄三さんが若くてカッコいい。ナイスガイだ!(映画の中では名セリフ「山に来て変なことをする奴は許さないぞ」が今となってはかなり笑える。)

マドンナ役の星由里子がものすごくチャーミングなことも驚いた。

ヨーロッパでのロケやファッション、活気ある体育会の大学生、そして苗場スキー場のイベント風景(花火があがっている)など今見てもセンスの良さや先端性が色あせていない。

この作品から20年後、ホイチョイ・プロダクションズが本作をオマージュして作ったのが『私をスキーに連れてって』で、バブル期にスキーブームを再来させた。


閑話休題、田中邦衛はこの映画の中で青大将という金持ちのお坊ちゃんで憎めないキャラを好演している。

日本がまだまだ貧しい時代ながら若大将シリーズのようなブルジョア映画が広く受け入れられたのは田中邦衛演じる青大将がいたからだろう。

本来なら金持ちでいけ好かないキャラクターなのだか、田中邦衛には愛嬌があり、卑怯なところがない。そこがこの映画の隠し味になっている。その味が効いているから今見ても面白いのだろう。
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