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ビートたけし著『コロナとバカ』 [f]

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昨日、断捨離について書いた。

愛用したスーツを傷んだからという理由であっさり捨てるのは、一生懸命働いてきた人間を年齢がある年に達したという理由であっさり頓首するのと同じではないか、と考えた。

スーツの写真を見ていたらそんな考えが頭をよぎった。

世は断捨離ブームだが、それをモノだけにとどめず、現代社会では人にもそういう対応をしていることが多くなってきていないだろうか?実際にやらなかったとしてもそういうふうに考える人が増えていないか?

モノと人とは違う。

断捨離とは、そもそも不要な物を最初から持たないのが正解だろう。縁あって関わりができたものは慈しみたいと思う。


閑話休題、ビートたけしの『コロナとバカ』は雑誌で連載したものの中から特に面白いものを選んで1冊の本にしたのだから面白くないわけがない。

さすがに抱腹絶倒とまではいかないが、たけしは健在である。

思い起こせば、ツービート時代からのファンの私は一時期たけしに心酔していた。

それほどたくさんは聞けなかったが、たけしのオールナイトニッポンは最高だった。この本はそのノリを多分に残している。

残念なのは今の世の中があの頃のようでないのと、たけしが年を重ねて滑舌も反応も悪くなってしまったことだ。

もう昔には戻れない。
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