1日早いおかげさまで [旅のブルース]
6月29日、晦日には1日早いのですが、仕事が休みであったので伊勢神宮へお参りに行きました。
梅雨の合間の雨のない日。旧暦で言うところの「五月晴れ」でした。
まずは外宮さん。
月曜日ということもあるのでしょうか? コロナ自粛明けとも聞いていましたが、さほど参拝者は多くありませんでした。
続いて内宮さんへ。
行き道に通った「おはらい町」には人出が戻っていました。
しかし、内宮さんの中はそれほど多くの人はいません。
再びおはらい町へ。
横丁の風景。
私はこうしたちょっとした路地裏の光景が好きだったりします。
五十鈴川の川べりの花壇がきれいでした。
アジサイはそろそろ終わりで、背丈の低いヒマワリがもう咲いていました。
そして、最後の締めは赤福氷です。
もうすぐ夏本番ですね! 早く梅雨が明けてほしいものです。
そして、今年は豪雨災害が少なくあってほしいと切に願います。
これって稀少価値では?
今日あらためて伊勢新聞さんの1面をじっくり見てると、この赤福さんの天気予報というのは「稀少価値」「超レア」なんじゃない? と思った。
見慣れて当たり前と思っていることが実はそうでなかったりする。
これがそうなのか、どうかはよくわかりませんが、皆さまはどう思われます?
見慣れて当たり前と思っていることが実はそうでなかったりする。
これがそうなのか、どうかはよくわかりませんが、皆さまはどう思われます?
高性能すぎるのもどうかと思いますが?! [中日新聞から]
2020年6月22日付け中日新聞の社説から。
三重県津市内の一般国道で起きた自動車事故の件。
国道を時速146キロで走っていた乗用車がタクシーに激突、タクシーに乗っていた4人が死亡した事故。
タクシーは国道を横切り中央分離帯の合い間から方向転換しようとしていたところ、直進する乗用車がタクシーの横っ腹に突っ込んだ形。
乗用車のドライバーは軽傷ですんだようです。
この事故の判決が津地裁で先日出され、懲役15年の求刑に対し、懲役7年の判決となった。
この事故の遠因となったのは、Uターン用に設けられていた国道の中央分離帯の切れ間にある。
警察は再三再四、事故の原因となるこの「切れ間」を塞ごうと以前から提案していたらしいが、地元住民らの反対もあって塞げなかったらしい。(この事故の後、工事がなされ今は塞がっている。)
もちろん悪いのは乗用車の運転者(被告)のスピードの出し過ぎである。
一般公道で146キロも出したら恐怖を感じると思うのだが、この運転者は「危険性を感じなった」らしい。裁判ではそこ(被告に危険性の認識)が争点になり、判決に至ったとのこと。
判決が軽すぎるのではないかという声も多いようだが、記事によれば「被告側が量刑不当を訴えて控訴した」とある。
原告側の無念を想像して余りある。
閑話休題、146キロものスピードを出して危険を感じない車というのはどういうものなのだろう。また、そのスピードで激突してもドライバーが無事というのは素晴らしすぎる安全性能である。
果たして製造者の責任はないのであろうか?
ナイフは便利な道具であるが、使い方を誤れば凶器になる。使い手の悪意・故意を超えて製造者に責任をかぶせるのは酷には違いないが、一般国道はアウトバーンではないはずだ。
個人の身体能力の差には違いないが、146キロのスピードを出して危険を感じなかったと言い切れるほどの高性能もどうなんでしょうね?! そう感じた事故である。
社説はこう結んでいる。
“「時速百四十六㌔は危険運転か否か」を二審の場で再度、分かりやすく審理してもらいたい。”
父の日 [f]
職場の窓辺に花が飾ってありました。
今回のは特に美しくて癒されます。
さて、本日は父の日。
我が家はこうした行事ものをほとんど行わないので、今日も通常の1日です。
私は今日、たまたま休みでしたので、ソロBBQを自宅の庭で実行!
久しぶりのBBQは楽しめましたよ! 焼いたお肉は一人では食べきれませんので、家族の夕食のおかずとなる予定です。
子どもが小さい頃、幼稚園の行事で父の日はありました。子どもと何かいっしょに作ったなぁ!あと子どもが作ったり、画いたりしたものをプレゼントしてもらいました、。そのうちの一部は今も部屋に飾ってあったりします。
世のお父さまたちはいかがお過ごしでしょうか? 残り少ない日曜日をお楽しみくださいね!
25年前の大ヒット映画 [キネマのブルース]
先日、25年前の大ヒット映画『マディソン郡の橋』をテレビで観ました。
この映画も初見です。
この映画が公開された1995年というのは私が中小企業診断士の勉強を始めたり、子どもが小さかったりして、その前後数年間は映画から遠ざかっていた時期でした。
『マディソン郡の橋』はクリント・イーストウッドが監督・主演を務め、当時大ヒットしたと記憶しています。原作本もたくさん売れていたように思います。
一方で、「あんな映画どこがいいんだ。ただの不倫じゃないか」という酷評も耳にしました。
私は観てどうだったか、といえば、たしかに簡単に言ってしまえば不倫話なんです。
それが、どうして大ヒットしたのか?
もしかしたら同じような経験のある方は共感して見られたかもしれません。 しかし、全世界に共感できる人が多数みえるとは考えられません。
では、では、どうして大ヒットしたのか?
それはこの映画が純愛ものに演出されているからではないからではないか?と思いました。
そしてもう一つ、主人公の女性が二人の子供にあてた遺言書に彼女の秘め事が書かれています。
亡き母が書き残した秘事が二人の子どもに大きな影響を与えました。
それは、家族の大切さや夫婦が理解し合う重要性といったもので、すでに中年になっている二人の子どもはそれらを教訓として受け止め、自分たちの夫婦関係を見直す行動が爽やかな印象でした。
そうした点において、この映画は観る者に後味の良さを残したというのが大ヒットした理由ではないか、そんな風に思えてなりません。
しかし、この映画が上映されてからもう四半世紀も経ってしまったんですねぇ~。
漱石は元祖「ライトノベル?」 [本のブルース]
何かで読んだのですが、夏目漱石は元祖「ライトノベル」作家ではないか??というご指摘がありました。
夏目漱石といえば「文豪」と称されますが、当時の知識人の文体から見れば今でいうとこrの「ライトノベル」なんじゃないの?と、いうのがその文章の主旨でした。
ゆえに現在、ライトノベルと言われる作品(作家)も100年後、今とは違った評価を受ける可能性があるかも・・・。これは「ある・ある」という気がします。
なるほど、夏目漱石の文章を読むと、さほど読みにくくなく、むしろ読みやすい。
明治期の古文ではなくて、現代と同じ文体、その瑞々しさに驚きました。
閑話休題、漱石の代表作の一つ『こころ』。
簡単に言えば、恋愛小説で、三角関係のもつれのあげく、友人Kを裏切った「先生」は長年悩んだ末に自殺するという話です。
現代のこうした話のような「ドロドロ感」はなく、むしろ“心理戦”のような感じで、しかもそこに人間不信、都会と田舎・親と子の価値観の相違などを織り交ぜて、素晴らしい文体でストーリーを紡ぎだした結果、夏目漱石は「文豪」と言われることとなりました。(←完全に私見です。)
私の知り合いで、たくさんの本を読んでいる方が、現代ものの作家も含めて1冊選ぶとすると夏目漱石の『こころ』を選びますと、おっしゃっていました。
『こころ』は凄い、人間の全てがそこに表現されています、というのがその方の評価です。
そうしたご推薦もあって私は『こころ』を初めて通読しました。
中学だったか、高校だったかの教科書に一部掲載されていて、授業で解説を聞いたことを微かに覚えています。
思えば、キワドイ描写はないものの、このような作品を中高生に授業で教えるのはちと酷な気がしました。
夏目漱石、続けて読んでみようかと思う一作でした。
今年上半期に売れた商品とは?! [日経新聞から]
2020年6月9日、日経新聞電子版に恒例の「2020年上期ヒット商品番付」が紹介されていました。
詳しくは6月10日付けの日経MJ新聞に掲載されているそうなのでご興味ある方はそちらをご覧になることをお勧めします。
さて、今回選ばれた商品群は、大方の予想通り、「コロナ関連」がほとんどです。
比較的「東」にコロナ関連以外の商品が選ばれてますが、少ないです。
今後、新型コロナの第二波・第三波がやってきたり、それを防ぐための「自粛」や「予防」に則した生活が続くとなると、この商品番付の傾向はしばらく続くこととなります。
“商売人”としてはこの転機に商売の中身を見直さないとジリ貧ということになるでしょう。
今が知恵の絞りどころです!
おれがあいつで あいつがおれで [キネマのブルース]
少し前にお亡くなりになった映画監督・大林宣彦さんを偲んでというわけではないのですが、およそ40年弱ぶりに『転校生』(山中亘 原作『おれがあいつで あいつがおれで』)を観たくなりDVDを借りてきました。
ところが、このDVDは2007年に大林監督がセルフリメイクした『転校生 さよならあなた』でした。
こちらは初めて観ました。
セルフリメイクと聞いて、1982年版をどうやって作り直したのか興味津々。
13年前の映画のことを今更とやかく書くと笑われますが、映画のストーリーは最初の設定こそ新旧とも同じなものの、舞台となる町も違い(82年尾道、07年長野)、その後の展開も全く違う作品になっていて、それでいて結末は何か一本の糸でつながっている。
さすが、大林監督だ、と唸りました。
それでも、やっぱり私は1982年版に軍配をあげてしまいます。
旧作もまた見直したいと思っています。
(素晴らしい映画を作り続けてくれた大林監督に合掌)