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4月最終日 [f]

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2022年4月25日付中日新聞に、野口悠紀雄氏の経済論評が掲載された。

テーマは「悪い円安」。円安が日本を滅ぼすとある。

かつて輸出大国であった日本は、円高こそが日本経済の大敵であった。固定相場制から変動相場制に移行してちょうど50年。環境は様変わりし、真逆のことが言われるようになった。

円安による物価高でも賃金は上がらないから景気は悪くなる。この根本原因は産業の構造転換を図らなかったからというのが野口氏の主張。

ま、その通りではあるが、構造転換を図ったらはかったで、大量の失業者が出て、やはり景気は大きく落ち込んだのではないだろうか?

実は個人ベースでは、ほんの一握りかもしれないが、自助努力でスキルアップして、わかりやすく言えば高給取りになっている。

ついていけなかった人間は旧い産業や旧い体制の中で生きている。効率は悪いから賃金も低く抑えられたままとなる。


ここがいよいよ危なくなってきたと私は見ている。

崩壊した先に何が残るのか?暗い読みしかできなくなっている。

閑話休題、今月もお付き合いいただきありがとうございます。

5月も更新していく所存。
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ハムレット [f]

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シェークスピアの4大悲劇の一つハムレット。

タイトルはもちろん知っているものの、読むのは恥ずかしながらこの歳になって初めてである。


人間の内面をえぐっている。その書きぶりは現代と同じ。国や時代、身分が違っても人間の本質とはあまり変わらないものなのだろうか?


それともそれは普遍的なものを鋭く描くシェークスピアの手腕なのだろうか?


おそらくその二つなのだろう。
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こしらの集い [f]

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今月も「こしらの集いin津」に行ってきた。

枕もよかったが、今月は落語そのものがいつも以上に冴えわたっていた。

演目「化け物使い」が特に良かった。鬼気迫る感じの語りが噺の中身と相まってシナジー効果を発揮した。

天晴こしら師匠!立川流真打ちの本領を魅せつけた一席であった。
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新緑 [f]

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若い頃に比べて新緑の美しさ、まぶしさを感じるようになった。

もっと極端に言えば、10代の頃は若葉を見ても何も思わなかった。

それが50代に入った頃から極端に美しく見えるようになった。

これは自分が老いたからに他ならないが、ポジティブに考えれば、今までわからなかったことが、理解できるようになったということである。

見えなかったものが見えるようになるのは喜ばしいこと、歓迎すべきことだろう。

歳を重ね、経験を積むことでわかるようになることもある。失うことばかりでもないのだ。
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誕生日 [f]

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先日、家人の誕生日。

物欲や食欲はないのと、とにかく贅沢や無駄を嫌う方なので、本当は私が家事代行するのが一番のプレゼントなのでしょう。

わかっちゃいるけど、うまくできない。

過去にはかえって仕事を増やしてしまったこともある。

何もないのもどうかと考え、最近は花を贈ることにした。

まず、第一声は、「いらないのに」。

昔気質の人であることが最近ようやくわかった。

花は玄関の正面、上り框に飾られている。
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黄金の日日 [f]

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昨日録りためてあった昔のNHK大河ドラマ再放送『黄金の日日』をようやく観終えた。

1978年放送。原作は城山三郎、脚本は市川森一という当時としては異色コンビ。

原作者の城山は経済小説の第一人者であったが、本格的な歴史モノはこれが初めてではなかったか?浅学の私の知る範囲であるが、これ以降、他のジャンルで活躍した作家が歴史モノに参入することが増えた気がする。(その前に松本清張がいるけどね。)

おそらく詳しい史実や伝記が残っていないと思われる納屋(呂宋)助左衛門が主人公。この助左衛門の視点から戦国時代を活写した。

助左衛門の視点というのは、市井の人々の視点であり、商人の視点である。

そのため本作では合戦シーンは少なく、その代わり他の大河ドラマではまず見ない場面が割と残酷に描かれる。

それは信長の比叡山焼き討ちにおける山から逃げまどう僧侶や女、子どもが殺される場面。秀吉の鳥取城兵糧攻めにおける城内の飢えた様子。伴天連追放による処刑や荒木村重謀反による一族郎党の処刑など戦国大名のダークサイドを描くことで、戦争の恐ろしさや、その争いの原因になる権力者の横暴や無能、無為無策ぶり等々をあぶり出していた。


一方の市川森一は当時人気の脚本家で、(私はやっぱり『傷だらけの天使』となるが)、本作も中身の濃いセリフのやりとりだったと思う。全編を見終えて、これぞ大河と思った。主人公だけでなく主人公を中心にしたそれぞれの人生を丁寧に描き、人間の生き様と乱世から安定した世の中に移りゆく様を鮮やかに切り出し結びつけている。

閑話休題、この再放送を全て観たのはいくつかの名シーンを再度観たかっから。

一つは助左衛門が金ヶ崎の戦いで秀吉に鉄砲を届ける場面。絶体絶命の殿を務める秀吉、それを助けた家康、光秀の陣中に助左衛門が到着したときのやりとりが忘れられない。隠れた名シーンだと思う。

もう一つは根津甚八の当たり役・石川五右衛門が太閤秀吉を暗殺しようと突撃する場面と、捕らえられて釜茹での刑となる場面。どちらも大河史上に残る名場面である。


若き日の夏目雅子、竹下景子、名取裕子らも美しい。特に名取裕子はこれを足がかりに大女優になっていた感がある。

秀吉役の緒形拳の名演ぶりは今更言うまでもないが、ねね役の十朱幸代は出演は少ないながら尾張言葉がうまく、非常に印象に残っている。特に最後大坂城を去る前の独白がいい。原作者も脚本家もこの秀吉夫妻に人間の生き様を端的に表現させた気がする。

前にも書いたが、残念なのは当時のNHKのセットの拙さである。そこは見ないことにして味わった。
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名所発見、再発見! [f]

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三重県総合博物館第30回企画展「名所発見、再発見!」を見学した。

初めて知って驚いたことが二つあった。

一つは、津市の千歳山は幕末に藤堂藩の手によって公園化されたということ。私は、千歳山は昭和期に陶芸家・川喜田半泥子が住み作陶した場所という認識であったが、それよりもずっと歴史は古かった。

もう一つは、昔の名所番付で安濃津が前頭の上位にあったということ。その順位は浮世絵にたくさん描かれた二見浦よりも高い。

安濃津のどこが名所だったのだろうか?謎である。また、安濃津名所を描いた浮世絵などはあるのだろうか?(この展示会ではなかったようだが、、、。)

展示内容は途中で入れ替えがあるようで、保永堂版東海道五十三次庄野を見られなかったのは残念だった。(もしかすると私が見逃したのかもしれませんが。)
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日めくり [f]

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今年は日めくりカレンダーを使っている。
毎日めくるのが楽しみ。

今日がどんな日かわかるのもおもしろい。

たとえば、4月23日は「子ども読書の日」とある。由来はなんだろうか?

閑話休題、諺もある。

「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」

昔、落ち込んだときに尊敬する上司からこう言われて励まされたことがあった。

その方もそんなときがあったのだそうだ。

それから奮起して、ご出世された方であった。

自分はもう一度この言葉を噛みしめたいと思う。
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身体を動かすこと [f]

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本日は、仕事関連で(と、言うと叱られそうですが、)ゴルフをした。

スコアは全く振るわないが、好天に恵まれ気持ち良くラウンドできた。

最近、悩み事が多く、気塞ぎであったが、気分転換になったし、元気が出た。

明るく、楽しく、少しばかりの負荷を身体にかける大切さをしみじみと思った。

もっと自由に24時間使いたいものだ。
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アサヒ生ビール黒生 [f]

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缶に書かれている説明によると「アサヒ生ビール黒生」は1982年に発売されたとのこと。

当時の私は未成年であったのでこちらが発売されたことは全く記憶にない。

ミュンヘンタイプとある。

そういえば、ミュンヘンのビアホールで黒ビールのジョッキを飲んだことを思い出した。(味までは覚えていない。)

それは1987年のことだった。

ヨーロッパに行ったのは後にも先にもその一回なのだが、またいくつか行きたいところはある。

閑話休題、このビールは中々美味しくて気に入った。

1982年頃のアサヒビールはドライ発売前で長期低迷していた。そのかわり、先駆的にいろいろな商品を発売し、その中には好評を博したものも多かったと聞く。

しかし、その頃のビール市場はキリンビールの一人勝ち状態で、せっかくのいい商品もスマッシュヒット程度で終わってしまったのだろう。

昭和後期は今より元気がある時代であるが、多様性という意味では今の方が遥かにスゴい。

果たして令和の新商品として受け入れられるかどうかは、まさに実力次第ということだろう。
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