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『金の言葉 銀の言葉』第23日

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「情けは人のためならず」

情けはその人のためにならないので(情けを)かけない方がよい、というのは誤った理解。

この解釈はある程度定着したのではないかとみています。

情けは人のためにかけるのではなく、自分のためにかけるもの。なぜなら情けをかけた相手は感謝していつか自分の力になってくれるから。

これが本当の意味だというのですが、なにやらあざとい気もします。

恩を仇で返す、という言葉があるように情けをかけた相手に手痛いしっぺ返しをくらう時があります。

その最たる例を歴史上の事件でみれば、平清盛が源頼朝にかけた情けでしょう。

宿敵源氏の棟梁・源義朝を平治の乱で破った清盛は義朝の遺児・頼朝を処刑するはずでした。

ところが清盛は自分の母親から頼朝の助命嘆願を受け、ついに流刑として命を助けました。

後年頼朝は挙兵し、実弟義経とともに平家を滅亡させ鎌倉幕府を開きます。

頼朝義経兄弟はなんて恩知らずなんでしょうか?!とは普通言われません。

しかし、もし清盛が源頼朝に情けをかけなければ、もう少し違う展開になったと考えられます。

清盛はどこでしくじったのか?

源頼朝に対しては処刑するか、あるいは頼朝が反逆しないよう徹底的に「情け」をかけて骨抜きにしてしまうという方策もあったのではないでしょうか。

「情けは人のためならず」

実に奥深く、怖い言葉であり、人の二面性を抉る警句だと私は思います。
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神戸・元町商店街

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先日神戸に行った際、元町商店街をぶらぶら歩きました。

シャッター通りではないものの人通りはやや少ないように見受けられました。平日だったということもあるのでしょう。

南京町にある豚饅頭の有名店「老祥記」のお店がありました。支店(または本店)なのでしょうか?

豚饅頭は南京町のお店より10円安い一個90円、お味は同じで美味しかったですよ。

商店街の展示スペースなのかな?フェラーリが鎮座してみえました。このあたりがさすがは神戸だと感心いたしました。
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『金の言葉 銀の言葉』第22日 [金の言葉 銀の言葉]

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今日はなんとかアップできましたが、ちょっと時間がかかってるような気がします。


ま、とりあえず載せてもらえたから一安心です。


さて、今日の言葉は、私にはズキッとしました。


私はそもそも友達が少ない。


それこそが私がどういう人間かわかってしまうというもの。


あぁ、なんでこうなんでしょう。 ということで、私の中では金言度がかなり高い一言です。

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『金の言葉 銀の言葉』第21日 [金の言葉 銀の言葉]

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昨日アップしたつもりが載ってないので再送します。


よろしくお願いします。


「やるか、やらないか、ただそれだけのこと。」


成功者にインタビューすると、とありますが、失敗した方にインタビューしても同じ回答があるではないでしょうか?


どうもうがった見方をしがちです。 すみません。


「やるか、やらないか」の前に、自分が目指すところを「言うか、言わないか」で結果は違うと思います。


そして、「言うか、言わないか」の前に「思うか、思わないか」でしょう。


志とまでいかなくても、まずは思ってみなければ始まりません。 なんとなく行き着くことは少ないでしょうから。


自分の半生を振り返ると志がなかったことを反省です。 (くだらない駄洒落を反省しろっ!)

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『パリわずらい 江戸わずらい』その2 [本のブルース]

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昨日書いた『パリわずらい 江戸わずらい』の続きです。


世間の善意を信じようとせず、について考えてみました。


私たちの若い頃にボランティア活動というのは皆無に等しく、私の記憶では1995年の阪神淡路大震災を契機に世の中が変わった気がします。


ある地域が甚大な被害を受けた時、被害のなかった地域の人たちがボランティアとして助けるという活動はこの時から一般的になりました。(私見です、以下同様)


それまではどうだったのでしょうか?


1959年の伊勢湾台風の時にそのような話があったかどうか、私は寡聞のためか知りません。 この時自衛隊が復旧活動に大活躍した話は聞いたことがあります。


もっと前、太平洋戦争の時は全国民が被災者であるので助けに行く人がいません。


もっとも疎開先があったように戦災を受けた都市部に比べ空襲がなかった田舎は余裕があったのでしょうが、今のようなボランティアの話はないように思います。


これは、昔の日本は貧しかったので隣人を助ける余裕がなかったのだと私は見ています。


私の父は戦時中そして戦後すぐの頃、子どもであったためうまく配給がもらえず、心無い大人に横取りされたという話をよくしていました。父はその恨みを終生持ち続けていました。


閑話休題、浅田次郎氏の家は代々江戸っ子で、父母・祖父母に連なる方々が東京大空襲や関東大震災、そして明治の御維新の際に大変ご苦労されたとエッセイとかに書かれています。


他人様にひどい目にあわされたと聞けば、そうやすやすと世間の善意なるものを信じることはできないでしょう。


悲しい言葉ですが、昔は人を見れば泥棒と思えと言いました。 今も災害にあわれた地域ではそのような行為もあるそうなことも聞きます。


浅田さんが言う意味はこういうことなのかぁと想像してみました。

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『金の言葉 銀の言葉』第20日 [金の言葉 銀の言葉]

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昔、そう今より若い時にこの言葉を読んだとき、「乗る人」「担ぐ人」「わらじを作る人」の中で、駕籠に乗る人を単なる楽をする生き方だと誤解してました。


今はそれが浅薄な理解だということがわかります。


駕籠に乗る人がいなければ駕籠屋さんは商売になりません。


駕籠屋さんが商売にならなければ草鞋を作っても売れません。


実は駕籠に乗る人がめちゃくちゃ大事ということです。


閑話休題、生き方でいえば、草鞋を作ることは製造業。モノづくりが得意な人の生き方。


駕籠を担ぐ人は体力に自信のある人。現代であれば運送業はもちろんサービス業全般を指すのかもしれません。


では、駕籠に乗る人はどういう人物か?


職業や生き方は特定できませんが、しっかり働いて稼いだお金で自分に適正なサービスを受け取る生き方となりましょうか?


私は駕籠に乗る人になり経済を活性化する生き方を選びたいと考えています。


余談ながら、新型コロナウイルスで中国からの観光客が減ってバス会社やホテル、飲食店などが深刻な経営危機に直面し始めました。


今日の言葉でいえば中国人はもちろん駕籠に乗る人。


今回の新型コロナウイルス騒動で日本経済がすでに中国頼みになっていることの広がりを改めて知り驚いています。


反対に日本人の内需はどれだけシュリンクしてしまったのでしょうか?


日本に観光に来る中国人がみんな楽してお金を稼いだわけではないでしょう。彼らの日常生活がどういうふうで、どうやってお金を貯めたのかも知ることは日本人のこれからの生き方のヒントになるかもしれません。


話が横道にそれました。 今日の言葉は己の特技を活かせということでしょうか。

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ひな人形 [f]

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先日やっとひな人形を飾りました。


家が狭いので家人はもう飾らなくてもいいのではというのですが、私はこだわってます。


今年で28回目。


しまうのが遅いと娘の婚期が遅れるという伝説どおりになってきていることに焦りを覚えます。(というか、その気がないですね。)


閑話休題、一昨年、娘が生まれてから初めて飾らない年がありました。そうするとその年はあまり良くないことが起こりました。これもたまたまなんでしょうが、、、。


季節感が薄れる中、いつまでできるかはわかりませんが春の恒例行事としてできる限り長く続けたいと考えています。

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『パリわずらい 江戸わずらい』 [本のブルース]

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やっぱり浅田次郎さんの本はいいです。


といってもハードカバーは基本買わないので熱心なファンとは言えないですが(苦笑)


さて、本書はJAL機内誌に連載されたエッセイをまとめた第三集であるとのこと。


第一・第二集のこと知らなかったなぁー(苦笑2)


本書の中でもとりわけ「アメニティ・グッズ」は大いに共感して読みました。


浅田氏は宿泊したホテルや旅館のアメニティ・グッズを持ち帰るのが常で自宅にはそれらが溢れかえっていると書いています。


浅田氏とは旅行の頻度が違うので氏ほどではないものの私の家にも旅先から持ち帰ったアメニティ・グッズが結構あったりします。


もちろん浅田氏も私も【持ち帰り可】のものしかないことは言うまでもありません。


このアメニティ・グッズから浅田氏は団塊の世代を鋭く分析されます。 長文になりますが引用させてもらいます。


同書集英社文庫版190pから。


「どうやら、物のない時代に生まれたあと、急激な経済成長に遭遇した私たちの世代は、貧しかった父母たちよりももっと使い捨ての文化になじめぬようである。物を大切にするという道徳を叩き込まれたあとで、物の氾濫する社会に身を置くこととなった。父母には節操があったし、子供らは余分な物を欲しがらぬ。しかし団塊世代の私たちはおしなべて、世間の善意を信じようとせず、タダなら貰っておくのである。さて、こうした厄介な世代がいよいよまとめて高齢化するとなれば、その厄介さかげんは単純な数値では測れまい。量も量もだが、質も質なのである。」


私は団塊世代ではありませんが、同じような感覚です。


父母にはあった節操が私たちにはないと喝破されるのは流石としかいいようがありません。


おそらく若い世代も節操はないが、不要なモノを欲しがらないという点で団塊世代とは違います。


最後の量も量だが、質も質なのである、というのが効いています。


世間の善意を信じようとせずというところだけはよくわからないなぁ?

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『金の言葉 銀の言葉』第19日

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子どもの頃「社長」というあだ名の友人がいました。

理由は会社の社長の息子さんだったからです。

今日の言葉の添え書きを見てふと彼のことを思い出しました。

ある方曰く、肩書きとは役割分担であって人間の価値を示すものではない。

また別の方曰く、肩書きはあだ名みたいなもんである。そう思えば気分は軽くなる。

30年超サラリーマンをした私としてはそんなに簡単に割り切れるもんではないというのが実感です。

しかし、サラリーマンを卒業すると、肩書きは幻であって、ここに書いてあるように「服」のようなもんだということもよくわかります。

服を脱いで裸の勝負となると、まるで銭湯に入るときみたいだなぁ、なんて思ったりします。

閑話休題、子どもの頃見たドラマで登場人物が軍隊の時の肩書きでお互いを呼び合う話がありました。設定は昭和40年代初期。その頃はまだそんな感覚を持つ大人もいたのでしょう。子どもにとっては滑稽でしたが、、、。つまり、肩書きと関係ない方から見れば笑止千万ということです。

先述の友人は後年親の跡を継ぎ本当の社長になりました。後継者不足の現代にあって立派な志であると思いました。

もしかすると彼はあだ名の影響で少年の頃から会社を継ぐ決意をしたのかもしれません。
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『金の言葉 銀の言葉』第18日

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大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀が本能寺の変に臨む前、京都にある愛宕神社で戦勝祈願をします。

従来の大河ドラマでもよく出てくるシーンにこの神社でおみくじをひく場面があります。

なんど引いてもでるのは「凶」。演出によって吉が出るまで引いたり、あるいは凶のおみくじの棒をへし折ったり、苦悩にゆがんだ光秀の顔は疲れっきっている。

そんなシーンだったと記憶します。果たして今度の大河ではどう演出されるのか今から楽しみでなりません。

閑話休題、今日の『金の言葉 銀の言葉』を読んだとき、私はこの明智光秀を思い出しました。

あの時、光秀は愛宕神社の神様にどう言ってほしかったのか?



私が他人様のご意見を伺うときは今日の言葉のような場合が多いです。

すなわち、自分の中に答えはあり、誰かにそれを後押ししてもらいたい。そっと肩を押してもらいたくてご意見をきいたりしてます。

むしろ自分にノーアイデアのとき、ふと誰かに建設的な意見を述べられたりすると、その考えに影響を受けてしまいます。


私は想像します。

明智光秀に最初から謀反の考えは全くなかった。しかるに誰かが光秀に謀反を薦めた。光秀の頭に初めて信長を討つという考えが生まれそれは日増しに大きくなっていく。

愛宕神社でおみくじを引くのは天意を聞くため。天は一度ならず、二度も三度も光秀を止めるがついに光秀が天意をきくことはなかった。

明智光秀が明智光秀たるゆえんは本能寺の変にあります。彼が謀反を起こさず天寿を全うすれば滝川一益や丹羽長秀くらいの知名度だったのではないでしょうか?

かつての逆臣の汚名も今はだいぶ薄らぎ擁護するむきも多い中、光秀本人や一族郎党の本当の幸福がどこにあったのかはわかりません。


つまりはプレーンな心で他人様の意見を聞くことは困難だということの裏返しが今日の言葉だと思います。

そして他人様の意見を冷静に聞き分け判断できる力こそが大切だと考えます。
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